「抱っこ」で子どもの発達土台作り
0 0こんにちは!
田中きみこです。
前に書いた「赤ちゃんの抱っこの仕方が気になります!」から
かなり経ってしまいましたが、今日は、抱っこの仕方で何が違うのかをお伝えしたいと思います!
まず、日本では赤ちゃんを抱っこする道具を全て抱っこ紐と呼びます。
実はこれを大きく分けると2種類あるんです。
babycarrierとbabywearingです。
最初のbabycarrierは、リュック式のだっこひもやおんぶひも、ベビーカーなど赤ちゃんを運ぶためのものです。そして、babywearingとは、赤ちゃんを身にまとうように一体感を得られるものです。
(写真:北極しろくま堂さんからお借りしました)
最近よく見かける抱っこ紐は、大人にとっては便利な機能性重視のbabycarrierですね。
これは使い方を気をつけないと、子供の発達の妨げになる可能性もあります。
主に
◉首が座る前から縦抱き抱っこは、頭の重み全てが首にかかるので、
必ず首の付け根とお尻に手を当てて頭の重みや体重を支えてあげて、
首や背中への負担を減らしてあげてくださいね。
◉子どもは全身を抱っこ紐に任せた状態になるので、手足がだらんと伸びた状態になります。
つまりお股で吊り下げられた状態です。
座る姿勢も取りづらく、体幹のベースが育ちにくくなるため、
のちに、落ち着きがなかったり姿勢の崩れなのに繋がることもあるそうです。
一方のbabywearingは、ベビースリング、昔ながらのタイプのおんぶひも、へこおび、ベビーラップ等を言います。
我が家の3人の子供たちにはリング付きのスリングを使いました。
最初に使い始めたのが、2005年なので、もう10年以上も前ですね。
10年使い続けたので、所々すり減っていて、かなり年季が入っています^^;
今は、中学生小学生になったので、もう必要ありませんが(笑)、
今はベビーサポート時に使っています!!
スリングは、
赤ちゃんが自らお座りする体勢を取ることができ、ただ抱っこ紐に身を委ねるだけでなく、
自分で自分の体のバランスを取っていきます。
簡単に言うと、抱っこ紐なしでの抱っこにちょっとbabywearingという
お手伝いが入ったという感じです。
つまり、抱っこで体幹が育つんです。
体幹が育つことは、子どもたちがこれから発達していく上での土台作りになります。
情緒の安定性の土台
知的能力の土台
体の土台 です。
現在、発達に凸凹があるお子様は、体幹が育っていないことが多いと聞きました。
機能性重視の抱っこ紐や遊び不足などにより、体幹を育てる機会が失われています。
親のちょっとした心掛けできっと赤ちゃんの発達の土台作りができると思いますよ。
そして、言葉にも大きな影響があるのではないかと最近思っています。
スリングは、
◉視界が広く、自らが気付く情報量が多いため、好奇心・探究心が養われます。
◉大人と顔の位置が同じことから、コミュニケーションがとれるので、
大人と会話ができ、ことばの発達を促します。協調性、親和性が養われます。
発達の面から簡単に説明しましたが、
もっともっと簡単に言うと、
babycarrier=運ぶ
babywearing=ハグ
赤ちゃんをハグ抱っこして一緒におしゃべり子育てしませんか?
先日、サポートに伺ったお家に北極しろくま堂さんのスリングがあり、
使わせていただきました!
肩や赤ちゃんの首回り等にしっかりパットが入っており、
生地も柔らかくて、とても使いやすく、赤ちゃんにも優しかったです!
スリングを持っているけど、いまいち使い方が分からないと言うことでしたので、
サポート終了後に、スリングミニ講座をしてきました!
「抱っこ」でママと赤ちゃんが心地よく過ごすことができ、
赤ちゃんの発達のお手伝いになればいいなと思っています४*ପ꒰⑅•ᴗ•。꒱໊੭♡♩
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